からだはころしても

00習作　ハレアレというか実はハレが主人格でアレが交代人格だったらどうしようかとおもった話

おりたたんでおきますね、おまえきもちわるいよ＾ｐ＾って思ったらすぐに帰ること＾ｐ＾

体は殺しても、魂を殺すことのできない者どもを恐れるな。
むしろ、魂も体も地獄で滅ぼすことのできる方を恐れなさい。



殺風景な部屋には似つかわしくないほど豪奢な鏡台がある。螺鈿で装飾された縁取りには天使が舞い、光輪を背負うやさしげな聖母と福音の刻まれたレリーフが美しく、見るたびに僕はうっとりとため息をつく。
どうじに額を床にすりつけて泣き叫びたいほどの罪悪感にもおそわれるけれど。

夜も更け、音はひとつもない。そっと椅子を引き、鏡台に向き合う。
ハレルヤのかわりに僕がこの世に生まれでてまだそれほど時間はたっていないとおもう。意識のなかの椅子にある日突然ハレルヤが座らなくなって、僕はかわりに背を押された。
アレルヤ、
鏡の向こうで声が聞こえる。少しねむかったのでゆらゆらとしながら顔をあげると、きろりと金色のひとみが煌めいた。太陽のようにうつくしいそれは聖母様のかがやきにも似ているとおもう。
うっとりとその眸をみつめる。ハレルヤはうつくしすぎてきっと神に愛されそこなったんだ。

なぜ泣く、アレルヤ
お前はただ生きろ。面倒なことや汚いことは俺が全部引き受けてやってやるんだ、お前はただ日々を生きればいい。お前までそんな顔してたら俺の苦労は水の泡じゃねえか。だから最初から全部に俺にまかせておけっていっただろう。

ハレルヤの言葉は粗野だけどいつもやさしいことをしっている。
だから僕はアレルヤのくるしみのほんの何分の一かでも背負いたくて、こうして戦闘に身を落とした。
怖いね、とハレルヤに言う。
怖くなんてないな、とハレルヤは言う。

敵はお前だけは殺せないからな、俺は殺せても。金属質な笑いを含んで笑う、ハレルヤ。
それよりずっと神のほうが恐ろしい。あいつは俺もお前も殺してしまうことができるんだぜ。

神はきっとやさしくていらっしゃるよ。
僕は言う。
すばらしいことじゃない、僕たちはいつだって一緒だし。僕は君のなかにうまれた。



それに、死ぬときに一人じゃないなんて、
幸せすぎて僕はきっと泣いてしまうね。さみしくないことはとてもすてきなことだよ。


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アレがハレの良心でできた交代人格だったらどうしようかとおもう。神さまに愛されたくて残った良心をかためてつくったアレルヤに全部ゆずろうとする言葉の下手なハレルヤ・・・なんというツンデレ！！萌える！！
鏡ごしなら反対にうつるからそれはハレルヤだよね！うんうん
神様なんか、と一番絶望していて恐れていて同時に一番愛してほしいとおもってるのがハレアレ
冒頭の２行はマタイの福音書から。

でもただの破壊衝動のかたまりみたいなハレルヤでもいいや
まだキャラがつかみきれてないのでもやっとするな。
ハレアレ12歳くらいの設定でよろしく。
ハレアレみてるといつもウロボロスの輪を思い出す

そしてロクがあらわれるっていうね